卒業生の声
黒田 和花さん
2021年 島根県立出雲高等学校 卒業
2025年 島根県立大学看護栄養学部健康栄養学科 卒業
2025年 島根大学医学部附属病院 入職
受験生時代と進路決定について
私の受験生時代では、様々な大学や、全く違う分野の学部学科についてパンフレットや、オープンキャンパスを通して、情報収集し、担任の先生と相談しながら、進路を決めていきました。多くの大学・学部を見た中で、小学生の頃から興味のあった栄養学を学ぶことができ、地元の島根県に密着した授業やフィールドワークが充実している島根県立大学が魅力的であると考え、進学を決心しました。
大学生時代
大学では専門的な内容の授業が多くなり、難しいと感じることも多くありましたが、私が興味のある分野について深く学ぶことができ、好奇心と探求心が刺激され、充実した学生生活を送ることができました。隠岐地域での島根の地域医療や、アメリカでの異文化研修、臨地実習等、多くの方に支えていただきながら、貴重な経験をさせていただきました。友達と協力して、卒業論文を書き上げたこと、国家試験を乗り越えたこともいい思い出です。
現在について
島根大学医学部附属病院の栄養治療室に所属し、先輩方にご指導いただきながら、管理栄養士として勤務しています。現在は、入院患者さんの食事のオーダー確認や厨房での調理などの給食管理業務と、栄養管理計画書の作成、他職種とのカンファレンスへの参加など、栄養管理業務も覚えている最中です。入職したばかりで、慣れないことが多く、目の前の業務に精一杯ですが、その先には患者さんがいらっしゃることを忘れずに取り組みたいと考えています。これからも常に学ぶ姿勢を持ち続け、患者さんに寄り添える管理栄養士を目指して、頑張っていきたいと思います。
受験生の皆さんへ
受験生の皆さん、毎日受験勉強お疲れ様です。焦りやプレッシャーがかかり、不安に感じることも多いと思います。自分を追い込みすぎないで友達としゃべったり、おいしいものを食べたり、リフレッシュしながら乗り越えてください。応援しています!
三代 晴菜さん
2020年 島根県立松江北高等学校 卒業
2024年 島根県立大学看護栄養学部健康栄養学科 卒業
2024年 益田赤十字病院 入職
受験生時代と進路決定について
私は中学校の頃、自宅で家族の食事療法の手伝いをしたことをきっかけで管理栄養士を目指しました。地元で栄養学を学ぶことができ、文系選択者でも進学が可能であること、当時から医療機関で働く管理栄養士に憧れていて、看護学科とともに医療について学ぶことのできるカリキュラムを魅力的に感じたことから、本学受験を決めました。学校での放課後学習や先生方との面接練習など、たくさんの方に支えてもらい受験期を乗り越えました。
大学生時代
専門性が強く、難しく感じる授業や実験はありましたが、自分の興味のある分野について深く学ぶことがとても楽しかったです。丁寧に教えてくださる先生方のサポートや、友人との助け合いにより、勉学に励むことができました。学外での臨地実習や、所属した献血サークルでの活動では、たくさんの人に恵まれ、貴重な経験や学びを得ました。コロナ禍に入学し、制限のある学生生活でしたが、充実した4年間を過ごすことができました。
現在について
益田赤十字病院の医療技術部栄養課に所属し、先輩方にご指導いただきながら、管理栄養士として勤務しています。現在は給食管理業務の他、先輩の受け持つ栄養食事指導、NST回診等への同行を中心に、栄養管理業務に従事しています。日々勤務する中で、給食管理業務と病棟で行われる栄養食事指導との結びつきや、大学で学んだ様々な科目の関連性を強く感じています。まだ働きはじめたばかりで業務を覚えることに精一杯ではありますが、自分の目標とする「疾患名だけで判断せず患者さんの生活背景から、その人に適した栄養管理を行うことのできる管理栄養士」に近づくことができるよう、学び続ける姿勢を持ち、頑張りたいと思います。
受験生のみなさんへ
受験生のみなさん、受験勉強お疲れ様です。今は考えなければいけないことが多く、大変だと思いますが、自信が選んだ進路であれば、どんな選択をされてもきっと楽しい毎日が待っていると思います。そんな中で、少しでも島根県立大学で学びたいと考えてくれる人がいると嬉しく思います。みなさんの希望が叶うことを応援しています。
豊田 紗彩さん
2019年 広島県立三原高等学校 卒業2023年 島根県立大学看護栄養学部健康栄養学科 卒業
2023年 島根県に入職
受験生時代と進路決定について
私が栄養学を専攻したいと考えたのは高校3年生の夏頃でした。高校では文系を選択しており、受験までの期間もわずかだったため、栄養学科への入学は難しいと諦めていました。そんな中、島根県立大学は文理を問わず受験できることができると知り、興味を持ちました。大学について調べていく中で、「島根の地域医療」や「異文化研修」など地域から海外まで幅広い場で学ぶことができる点にも魅力を感じ、受験することに決めました。
大学生時代
高校文系というバックグラウンドから、入学前は専門的な勉強についていけるか不安でした。しかし、講義でわからないことがあればいつでも相談に乗ってくださる先生方や共に切磋琢磨できる友達のおかげで、4年間楽しく学ぶことができました。島根県立大学は先生方との距離が近く、たくさん教えていただける恵まれた環境です。
また、日々の学習に加えて、異文化研修や先生が企画されているプロジェクトにも積極的に参加しました。学んだ知識を活かす機会を得たことで、新しい視野が広がったり、自分の得意なことに気づく、とても良い経験ができました。
現在について
地域と大学が連携したプロジェクトに参加した経験から、人の暮らしに近い場で、楽しく健やかな食環境づくりに貢献したいと考えるようになり、食の安全・安心を守る食品衛生監視員になりました。食品衛生監視員は卒業資格として取得することができ、飲食店等の営業許可の手続きや施設監視、食品表示に関する相談を行っています。法律など専門的な知識が必要な業務が多く大変なこともありますが、自分の好きな食の分野に関われていることや、尊敬する上司の皆さんのおかげで充実した毎日を送っています。経験と学びを積み重ねながら、安心して食を楽しむことができる社会づくりに貢献できるよう引き続き頑張ります。
受験生のみなさんへ
私は「栄養学を学びたい」という目標を忘れず、4年間様々なことにチャレンジしました。高校生の自分が想像していた以上の今があるのは、諦めず努力したからだと自信を持って言えます。島根県立大学には皆さんの夢を全力でサポートする環境が揃っています。受験生の皆さんには、どうか自分の目標を大切に、進路を選択してもらいたいです。島根県立大学に進学されたときは、たくさんの出会いに恵まれ、その目標を叶えられるように応援しています。