山村 桃子(やまむら ももこ)
山村 桃子(やまむら ももこ)
職 名 |
准教授 |
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研 究 分 野 |
日本上代文学 |
〇教員メッセージ
神話を中心とした上代文学を研究しています。神話や神名は一見難しそうで、不思議な展開をもちますが、物語の類型や古代の言葉に注目しながら丹念に調査・考察することで、神話のもつ深い意味を読み取ることができます。島根には、出雲大社や黄泉比良坂、比婆山といった出雲神話に関わる土地が豊富にあります。出雲国風土記等に記された古代の風景をそのままにみることもでき、神話や神話が作られた時代を立体的にイメージすることができると思います。
授業では万葉集などの和歌、伊勢物語、源氏物語などの平安時代の文学も扱っています。
〇主な担当授業
・神話と伝説(2年次春学期)
日本古典文学の最も古い時代の作品である古事記を講読します。天地のはじまりやイザナキ・イザナミの物語、スサノヲのヤマタノヲロチ退治、大国主神の国譲りなどの代表的場面を読み、物語の主題を考察していきます。また、日本の伝説や松江の伝説についても歴史地理、風土を視野に入れながらその意味を探り、自身の関心ある伝説について調査をしてもらいます。
・古典文学(中古)(2年次秋学期)
平安時代の歌物語である伊勢物語を講読します。在原業平に仮託される主人公の恋や友情の短編を、歌を中心としながら解釈していきます。また、辞典を参照しながらくずし字を翻刻し、変体仮名を読解できる力を養います。学生の発表では、翻字と、担当する章段についての疑問点をもとに問いをたて、用例を収集して考察にまとめます。