岩田 英作(いわた えいさく)
職名 |
教授 |
研究分野 |
日本近代文学・児童文学 |
教員メッセージ
長らく、保育所や小学校に学生たちと出かけて、絵本の読み聞かせをしていました。よく行く小学校で、子供たちは「えーさくおじさん」と声をかけてくれました。その時は、自分も先生の肩書を外して、ひとりのおじさんとして子供たちに絵本を読めることが、無性にうれしかったです。
学生たちの前では、さすがにただのおじさんというわけにもいきません。小説や童話を鑑賞・解釈し、学生の発表を通して意見を交わしています。最近はやりの遠隔授業も、時にはラジオのDJ気分ではなしをしていますが、自己満足と思いきや、学生からは深いコメントがかえってくることもあって、そういう時は「つながった」と思います。
主な担当授業
しまね文学探訪(3年次春学期)
島根県ゆかりの文学作品を鑑賞し、作品の舞台となった土地を実際に訪れ、五感を通して文学を感じてみます。小泉八雲や志賀直哉にゆかりのある松江城周辺や加賀(かか)の潜戸を巡り、さらには1泊2日で島根県西部(石見)へ足を延ばし、美郷(みさと)の齋藤茂吉鴨山記念館、津和野の森鴎外記念館を見学します。
近代文学IV(絵本と童話)(3年次春学期)
「おおきなかぶ」には、なぜお母さんお父さんが登場しない? 「かさこじぞう」に描かれた真の豊かさとは? 「ごんぎつね」に描かれなかった最後の一夜とは? 絵本の表紙によく顔が描かれるわけは? おなじみの童話や絵本を読み直してみると、違った世界が見えてくるかもしれません。