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外国語によるコミュニケーション能力、他者に対する共感力、多様性の理解に基づく創造力を生かし、
多文化共生社会の構築に貢献する人を育てます。
島根県立大学浜田キャンパス
教授
江口 真理子
各言語に内在する思考法と
多様な視点は創造力の源
国際的なコミュニケーションの場面では英語は最も有用性の高い言語です。 英語を自由に操れるようになりたいですね。しかし、英語一辺倒ではあまりに英語的なものの考え方に染まってしまいませんか。 世界は多様な言語文化から成り立っています。もう一つの外国語ができれば視野がもっと広がります。 言語には民族の世界観や思想が凝縮されているからです。 英語を駆使してグローバルに活躍したい、北東アジア言語(中国語・韓国語・ロシア語)を学んで新しい世界を知りたいと望んでいたら、本コースがぴったりです。 言語学とコミュニケーション学に裏打ちされた確かな語学力とコミュニケーション力を求める皆さんに出会うことを楽しみにしています。
「比較言語文化論」の授業では、国際共通語としての英語を中心に「英語の歴史」、「英米の英語」、「欧州及びアジア地域における英語」について、言語政策、教育、文化背景等、様々な言語文化の比較分析を通して考察を行います。また、少数民族の言語、異文化コミュニケーション、談話分析等、様々な観点から言語の多様性について知識を深めていきます。
ロシア語の基礎的な会話を身につけ、ロシア語圏の文化を理解します。初対面の挨拶やショッピングなど、日常生活で遭遇する様々な場面における基礎的な会話を身につけます。ロシア語の発音やイントネーションの特性を理解し、リスニング力とスピーキング力を高めます。
心理学、文化人類学、文化研究の理論を用いて、文化とは何か、コミュニケーションとは何か、なぜ人は固定概念を持つのか等の基本的な異文化コミュニケーションの概念や基本的な考え方を学びます。
この授業では、ICTツールを利用し、韓国の大学生と交流授業を行い、韓国語のスキルアップや異文化間コミュニケーション能力を高めていきます。日本語を専攻している韓国の学生と韓国語や日本語を交えて様々なテーマについてグループ活動を行います。この活動を通して、多様な韓国語表現を身につけ、韓国の社会や文化の理解が深められ、総合的なコミュニケーション能力を向上することができます。
ビデオ、音声、文字、ビジュアル等のコミュニケーションの特徴を理解し、コミュニケーションの目的と受け手の特性等に応じたメディアの活用方法を身につけます。
言葉ほど人間社会を根底から特徴付けるものはないと言われますが、外国語を流暢に操れる事以上に、言語の背景にある「文化」への理解が重要です。この授業では、中華圏における多様な文化の様態とその背景、他の文化と関係を概説し、日中比較する幅広い視点に立って中国語と中国文化について学びます。中華圏の言語及び文化、特に民衆文化を一層深く理解できるようになることを目的とします。
テレビ会議システムを使い、海外の協定校の学生とパートナーになり、お互いの国の文化についてディスカッションを行ったり共同でプレゼンテーション課題に取り組みます。日本文化や相手の国の文化について理解を深めます。
○グローバル展開する各種企業
(商社、流通、小売、情報通信、マスコミ、広告、航空、宿泊等)
○NPO/NGO
○国際交流に関わる公務員
○大学院進学
など
語学、言語学・コミュニケーション学、文化、国際社会に関する科目を学び、コミュニケーションスキルとしての語学力と、異なる文化的背景を持つ人々との相互理解力を身につけます。
ネイティブスピーカーを中心とした少人数クラスの授業を通して、英語の4技能と北東アジアの言語の基礎を身につけると共に、言語学、コミュニケーション学を体系的に学び、国際社会で通用するコミュニケーション能力を身に付けます。
「異文化理解研修」や海外の大学との共同プロジェクトを通じて、共感力と他者理解力に裏打ちされたプレゼンテーション力を養います。
外国語によるコミュニケーション能力、他者に対する共感力、多様性の理解に基づく創造力を生かし、多文化共生社会の構築に貢献する人を育てます。
国際関係学部国際関係学科国際コミュニケーションコースは、北東アジアをはじめとする国々の言語や民族・生活習慣等に関する理解、および言語コミュニケーションについての知識を基礎とし、英語や北東アジア地域諸国の言語を活用して、自らの考えを積極的に発信するとともに、国籍や民族などの異なる他者の価値観についても受容できる、偏見のない豊かな多文化共生社会の構築に寄与できる人材の育成を目的としています。
国際コミュニケーションコースが掲げるディプロマ・ポリシーに示す能力を身につけることができるよう、つぎの基本的な考え方で教育課程を編成します。
1年次を中心に「基礎教養科目群」を配置し、日本と海外の社会や文化についての関心を高めるとともに、これらをめぐる諸問題について捉える視点を養うために、社会科学・人文学・自然科学の「一般教養科目」を履修します。また、情報・統計処理の基礎を学修するために、「情報・統計科目」を履修します。
外国語活用能力の基盤を修得するとともに、海外の文化についての理解を深めるために「語学・多文化理解科目」を履修します。
大学の学修にふさわしい表現力を備えるために、初年次教育の効果を高めるべく、少人数ゼミの「スタディスキル」を必修とし、専門基礎科目との学修上の連携を図ります。
1年次から2年次を中心に「専門基礎科目群」を配置し、「国際コミュニケーションコース科目」と「国際関係学科共通科目」または「国際関係コース科目」における必修科目、選択科目から所定の単位を履修し、国際的な文化、コミュニケーションに関する諸問題の背景や言語学の基礎について学修するとともに、英語や北東アジア言語(中国語・韓国語・ロシア語)の運用能力の基礎を身につけます。
2年次後期から3・4年次を中心に配置された「専門科目群」の「国際コミュニケーションコース科目」の選択科目を中心に所定の単位を履修し、コミュニケーション学や言語学の専門的知識について学修するとともに、国際通用語である英語については「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合的に高いレベルで身につけ、また、北東アジア言語については実践的なコミュニケーション力を身につけます。
4年次には、1年次から多様な分野を学修して培った高度な専門知識や学際的な視点を活用して、卒業研究に関わる調査・分析・研究を遂行します。
全体を通して予習・復習時間を十分に取れるように、履修登録単位数の上限設定(キャップ制)を導入します。
一般教養や、言語学・コミュニケーション学及び多文化共生・国際社会を理解するための基礎・専門知識を修得するために、主として講義形式の科目を履修します。
英語や北東アジア言語の実践的な運用能力を身につけるために、主として演習形式の科目を履修します。
異なる考えを持つ他者と、共通理解を形成しようとする姿勢や積極的にコミュニケーションを図る態度を身につけるために、海外の大学での研修授業やICTを用いた海外の大学との合同授業といった演習科目を履修します。
能動的・主体的に学修する態度を涵養するとともに、自らの考えを積極的に発信し、他者の価値観も受容する姿勢を身につけるために、すべての学年で演習形式の少人数教育科目を必ず履修します。
国際コミュニケーションコースは、英語と外国語を用いて多文化共生社会構築に貢献することができる人材として、次の能力を有すると認められた者に学士(国際関係学)の学位を授与します。
英語および北東アジア言語(中国語・韓国語・ロシア語)の構造を理解し、それらの言語が使用されている国や文化に対する深い理解がある。
国際的なコミュニケーションに関する諸問題について、言語学およびコミュニケーション学の観点から的確に把握することができる。
国際的なコミュニケーションに関する諸問題について、複眼的な視点から問題を分析し、知識を体系的に整理して、解決策を構想することができる。
異質な意見を持つ多彩な他者と共通理解を形成することを望み、目標を達成するために積極的にコミュニケーションを深めることができる。
国際的なコミュニケーションに関する諸問題について、適切な学術的方法や専門的視角に基づいて調査、分析、研究を行い、その成果について、他者にわかりやすく論理的に説明することができる。
英語の4技能を流暢に駆使し、英語でのコミュニケーションを十分に取ることができるほか、北東アジア言語を用いてコミュニケーションを取る素養と多角的な視野を身につけている。