修了生の声

福庭 麻友さん
 2019年 松江市立女子高等学校 卒業
 2023年 島根県立大学看護栄養学部看護学科 卒業
 2024年 島根県立大学別科助産学専攻 修了
 2024年 マザリー産科婦人科医院 入職
受験生時代と進路決定について

私は松江市出身で中学の時から地元で活躍できる助産師になりたいと思っていました。受験勉強は家よりも学校で行う方が集中できたので、毎日学校に残り先生や友人に相談しながら苦手科目を重点的に学習しました。島根県立大学は高校の先輩も多く進学していたことや、島根県の周産期医療についてじっくり学べる助産学専攻があったことから進学を志望しました。

大学生時代

看護学生の頃はコロナ禍で行動制限があるなど大変な時期もありましたが、勉強や友人と遊んだり、アルバイトをしたり、充実した学生生活を送ることができました。実習では教科書では学ぶことのできないコミュニケーション能力や優先順位を考えながら行動する能力を養うことができ、とても良い経験だったと感じています。助産学生の頃は講義や演習に加え、11週間の助産学実習もありました。度重なる課題に気持ちが落ちてしまうこともありましたが、同期のみんなでご飯に行ったりしながら支え合い、乗り越えることができました。

現在について

私は、自分が産まれた場所でもあるマザリー産科婦人科医院に勤務しています。今は、主に分娩期から産褥期に関わっています。1年目から分娩介助に携わり、産婦さんとそのご家族に安全で安心・満足してもらえるようお産について向き合い、院長・先輩方から丁寧な指導を受けながら、日々成長できるよう励んでいます。当院ではポートフォリオを作成しており、毎月目標と計画を設定し、自己評価と達成度についてプリセプターをはじめとする先輩方と振り返りを行っています。これは助産師にとって必要な助産実践能力を自己・他己評価でき、自分自身の成長をしっかり確認できることや自信にも繋がっています。自分の能力不足から悩むこともありますが、携わらせていただいた産婦さんから「ありがとう」という感謝の言葉をいただく度、助産師になってよかったと感じています。2年目は授乳支援と母親学級など保健指導にも力を入れ、妊娠期から産褥期を通してサポートができるよう頑張りたいと思います。

受験生の皆さんへ

自分の経験から、受験勉強の日々は、漠然とした未来から不安な気持ちになりやすく辛い時期でした。助産師になれなかったらどうしようと毎日不安な思いでいっぱいでした。しかし、この努力してきた時間は、これからの人生において自分自身を鼓舞する良い思い出になると思います。残りの受験勉強、健康に留意し息抜きを取りながら、目標に向かって自分のペースで頑張ってください!


中島 明穂さん
 2018年 島根県立益田高等学校 卒業
 2022年 島根県立大学看護栄養学部看護学科 卒業
 2023年 島根県立大学別科助産学専攻 修了
 2023年 島根大学医学部附属病院 入職
受験生時代と進路決定について

私は中学生の頃から看護師になりたいと思っていましたが、助産師を目指し始めたのは高校2年生の時期でした。そのため看護師4年間に加え、1年間をかけ助産師に関しても学べる島根県立大学への志望を決めました。どちらも時間をかけて学べたことは、勉強があまり得意でなかったじぶんにとってとても良かったと思っています。遅くまで講義室に残り友人と一緒に勉強したり、先生や友達に面接練習をしてもらいながら受験に挑みました。
 

大学生時代

看護学生時代は、講義や実習を通して基本的な看護技術や人とのコミュニケーション方法について学びました。新たな友達もでき、休日は遊びに出かけたりアルバイトをしたりして過ごしていました。助産学生時代は、人数も少なかったことから仲が良く、全員で定期的にご飯を食べに行き、時にはコテージに泊まるなどしていました。実習は昼夜問わずお産に関わったり、眠気と闘いながら記録物を行う大変な日々でしたが、仲間の存在がとても心強かったです。

現在について

現在は、産婦人科病棟でおさんから婦人科疾患まで幅広く関わらせていただいています。入院期間中だけでなく退院後の生活を見据えて支援していくことの大切さや、一人ひとりに寄り添った看護の難しさを実感しています。自分の力不足を感じる日々ですが、パートナーの先輩を中心に多くの先輩からの支援を受けながら少しずつ成長することができているのではないかと感じます。すべての母子が安心・安全に妊娠期から産褥期まで過ごすことができるように助産師として頑張っていきたいと思っています。

受験生のみなさんへ

毎日、勉強お疲れ様です。なかなか思うようにいかず、周りの人たちの声がプレッシャーになってくる時期だと思います。人と比べて焦ったりせず、自分なりの勉強方法を見つけて頑張ってください。みなさんが目指す看護の道に進めるように応援しています。


堀江 瑞希さん

 2017年 京都府立峰山高等学校 卒業
 2021年 島根県立大学看護栄養学部看護学科 卒業
 2022年 島根県立大学別科助産学専攻 修了
 2022年 島根県立中央病院 入職

受験生時代と進路決定について

小学生の時、兄弟の誕生をきっかけに助産師の仕事を知り、当時の憧れから助産師を目指していました。4年間で看護を集中して学ぶことができ、かつ別科助産学専攻もあり助産師の資格を取るための進学もしやすい県立大学への進学を決めました。受験生のころは同じ道を志す友人と支えあいながら勉強をしていました。先生方にも協力いただき面接練習にも力を入れていました。

大学生時代

初めて親元を離れて寮生活をしながら、様々なアルバイトなど新しいことへ挑戦をしていた時期でした。学校だけでなく様々な人の関わりも増え多くのことを学ぶことができました。課題や実習などに追われたり、コロナ禍で思うように過ごすことができない時期もありましたが同級生たちと協力し、支え合いながら頑張ることができました。特に助産学では少人数のためみんな仲が良く、島根県各地での実習も励ましあいながらも一つひとつのお産と向き合うことができました。

現在について

地域周産期母子医療センターである県立中央病院の助産師として働いています。分娩介助をはじめとし、妊婦さん・婦人科の患者さん、他科の患者さんの看護などを行っています。様々な背景を持った妊産婦が多くいる中で安全にお産ができ、円滑に育児ができるために一人一人に寄り添った支援ができるよう、経験豊富な先輩方に手厚くご指導いただきながら日々精進しているところです。助産師としてお産に携わるようになり日々赤ちゃんに癒されながらも、改めて命の尊さを実感しとてもやりがいを感じています。

受験生のみなさんへ
日々の受験勉強お疲れ様です。私は受験の時必ずこれまで勉強してきたノートをお守りにしていました。日々の努力は当日きっと自分のお守りになってくれます。時々息抜きもしながら頑張ってください。また助産師の仕事は命の誕生に携わることができる素敵な仕事です。ぜひ助産師という仕事も視野に入れてもらえると嬉しいです。