第8回 看護学研究科セミナーを実施しました

第8回 看護学研究科セミナーを実施しました

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日 時:令和3年9月4日(土)10:00~12:00
場 所:島根県立大学出雲キャンパス 学内者限定WEBセミナー
講 師:西村 直子 氏(大手前大学国際看護学部 教授)
テーマ :ヘルスケア実践にいかすエビデンスの考え方
            〜エビデンスとしてのシステマティックレビュー〜
       【講師プロフィール】
     平成11年:国立循環器病センター勤務
     平成18年:MonashMedical Centre
    (モナッシュメディカルセンター豪州・メルボルン)勤務
     平成21年:鳥取大学医学部保健学科成人・老人看護学講座助教
     平成26年:川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科講師
     平成30年:大手前大学総合文化部准教授
     平成31年:大手前大学国際看護学部教授
     ①TheJoannaBriggsInstituteCSRTトレーナー資格者ライセンス取得
     ②The Joanna Briggs Institute EBCFPトレーナー資格者ライセンス取得

参加者:研究科生9名(前期4名、後期5名)、教員20名 職員1名 計30名
アンケート結果:Formsにて配信・回収は19名(63.3%)でした。
 回答者のほぼ全員が「内容への興味・関心があった」「どちらかといえば興味関心があった」と回答し,今回セミナー内容への興味・関心は高かったようです。セミナー内容の理解は全員が「理解できた」「どちらかといえば理解できた」と回答しました。内容の満足度は大学院生、教員とも高い評価でした。また、今後へ活用においても全て「活用できる」「どちらかといえば活用できる」との回答であり、今後へ活用ができるとの評価でした。
 大学院生の自由記載では、「普段の活動で何気なくやっていることにも疑問をもつことが大切だと感じた。対象者の不利益とならないために、エビデンスを大切にしたい」「RCT等,高度な量的研究を活用することの重要性が分かった。Effectiveness Reviewsを読んだり、Qualitative Reviewsについても勉強してみたい。」などの記載がありました。教員の自由記載では「実際にシステマティックレビューを行うとなると手探りのことが多くなるため、今後も学び、まずは取り組んでみることが必要と思った。今回の研修は有意義でした。」「システマティックレビューによって明らかになったエビデンスを確認すること、それを看護実践に活用したり現場に伝えることを、まず行っていきたい。また自身や院生の研究成果を現場につなげられるような精度を担保する重要性を再確認した。」など今後の活用についての記載がみられました。
 今回、WEBでのセミナーでしたが、今後の研究や教育に活用できる有意義な機会となりました。

なお、本セミナーは杉谷藤子大学院教育奨学金事業として開催されたものです