第6回看護学研究科セミナーを開催しました

第6回看護学研究科セミナーを開催しました

●日 時:2019年8月24日(土)13:30~16:00
●場 所:島根県立大学出雲キャンパス 中講義室
●講 師:東京大学 高齢社会総合研究機構 教授 飯島勝矢氏
●テーマ:なぜ老いる?ならば上手に老いるにはーフレイル予防を通した健康長寿のまちづくりー
●参加者:94名(研究科学生7名、教職員17名、学外70名)

 島根県立大学出雲キャンパスにおいて、フレイル研究の第一人者である飯島勝矢先生を招いての市民公開セミナーを開催いたしました。超高齢化社会を迎える日本にとって、いかに自立して自分らしく老いるか、は皆に共通する課題です。加齢に伴う身体、精神そして心の虚弱化を示す「フレイル」という言葉も少しずつ浸透してきつつあります。
 そして、元気に老いるためにはフレイルをいかに予防していくか、がキーとなります。このセミナーを通して多くの市民の方々や学生教員がフレイルを理解し、またフレイル予防の大切さを学ぶことが出来ました。さらに健康長寿を実現するためのまち全体での取り組み等も紹介され、高齢化先進地域である島根県でも今後積極的に取り組んでいけたらと感じました。参加者からは下記のような感想コメントが寄せられました。

 <感想・コメント>
●フレイルを理解できたとともに講師の熱意が非常によく伝わった。
●与えられた役目だけでなく一歩踏み込んだ言葉をかけることが大事ということがよくわかった。
●できることからやっていく。これからの人生に毎日楽しくいかしていく。
●医療者でなく市民がサポーターとしてかかわる意義が理解できた。エンパワーメントを高めていくような声掛けの
 重要性について痛感し共感できた。
●フレイル予防には人とのつながりが重要のスライドがデータに基づいて説得力があった。
●高齢者が自分の身体変化を体験していかれる喜びが目に見えるようだった。すばらしい健康対策だと思う。
●話しの内容にも考えさせられることがあったが語りも楽しむことができた。
●サポーターの力が大きい。意識改革、行動変容につながることが理解できた。運動よりも人との繋がり、目標を
 もって出かけることの重要性を理解できた。
●フレイル予防を通してまちづくりが地域活性化につながると思った。市民参加もあり内容を非常にかみくだいて
 説明されてよかった。
●人につたえるときにハートにおちる声かけ、伝え方が大事というのは看護に通ずる。
●自分ごと、自分の大切な人のこととしえ伝えるための伝え方、いかにハートを込めるか、これからもアンテナを
 高くして伝えるための自分を高めていきたい。

第6回看護学研究科セミナーを開催しました

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