西村 健一(にしむら けんいち)
教員メッセージ
特別支援教育は、幼稚園や小学校などあらゆる教育現場で実施されています。私は二十年以上の間、特別支援教育の現場で、発達障がいや知的障がいなど様々な子どもと向き合ってきました。大学に来る前は、肢体不自由のある子ども達のために3Dプリンターを活用した教材や支援具を作っていました。障がいのある子どもたちと一緒に笑い、汗を流した時間の中で実際に学んだことを、大学の授業で経験を交えながら伝えています。
私は幼少期から相撲、柔道など格闘技に取り組んできました。現在では、主に発達障がいや知的障がいのある子どもと一緒に柔道を楽しんでいます。また、自然が大好きで夏にはキャンプや釣りにも出かけています。松江キャンパスでは、ぜひ学問に加えて豊かな自然も楽しんでください。
主な担当授業
・肢体不自由児指導論(1年次秋学期)
肢体不自由のある児童生徒は、体を自由に動かせないことが多く、生活の質を高めるには支援者の様々なアイディアや支援の工夫が必要とされます。この授業では最新のテクノロジーを活用した事例を紹介しながら、肢体不自由のある子どもの「できる」「わかる」を応援する具体的な技術を学びます。
・知的障害児指導論(3年次春学期)
知的障がいのある児童生徒に対する教育の現場で使える具体的な支援技術を学びます。例えば、身近にあるホワイトボードの活用術や100円ショップグッズで作れる教材作成などの具体例を学びながら、実践的な支援技術力を向上させていきます。