『石見神楽体験ワークショップ』を開催しました

『石見神楽体験ワークショップ』を開催しました


2022/7/7

『石見の人々を魅了するこの伝統芸能を知ってほしい___』江口真理子教授  

7月7日(木)浜田キャンパスにて、国際関係学部国際コミュニケーションコース、江口真理子教授による『石見神楽体験ワークショップ』を開催しました。参加者は本学の留学生や松江キャンパスの学生をはじめとする16名。当日は江口教授による石見神楽についての解説からはじまり、島根県立大学 舞濱社中による「八幡」の演舞、楽や舞の体験が行われました。

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〈開催の経緯〉

島根県の石見地方で長い年月をかけて愛され、守られ、伝承されてきた石見神楽。学生に、石見の人々を魅了するこの伝統芸能を知ってほしい。体験してほしい。日本文化をより理解してほしい。今回のワークショップは江口教授のそんな思いから開催されました。

〈体験会について〉

演目の鑑賞後は参加者による体験。笛、合戦、大蛇、舞の4つのパートに分かれ、参加しました。舞濱社中の演舞では初めて見る石見神楽の迫力と煌びやかさに驚く参加者もおり、「日本文化について知れた」「また見たい」 といった声があがりました。

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〈神楽とは?〉

神楽の始まりとは、神々の時代まで遡ると言われ「岩戸伝説」が始まりと言われています。太陽の神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が弟である須佐之男命(スサノオノミコト)の悪行に頭を悩ませ岩戸に隠れてしまったことで世は闇に包まれてしまい、人々は困り果て、神々は頭を悩ませました。そこで、天宇受売命(アマノウズメノミコト)という芸能の神がひっくり返した桶の上で艶やかに踊り、 八百万の神々を楽しませました。この踊りこそが神楽の始まりと言われているのです。神楽は神に奉納する芸能として全国各地で行われていますが、中でも石見神楽は八調子と呼ばれるアップテンポなお囃子、刺繍や金襴があしらわれた派手な衣装が特徴です。

〈八幡解説〉

この演目は宇佐八幡宮に祀られている八幡麻呂(ヤハタマロ)という神様の武勇を讃える神楽とされています。あるとき、異国から来たという第六天の悪魔王(ダイロクテンノアクマオウ)が人々を苦しめていました。それを聞いた八幡麻呂が、神から授けられた神通の弓と方便の矢を持って退治するお話です。神と鬼が戦うという石見神楽の代表的な展開の演目です。

〈舞濱社中紹介〉

島根県立大学浜田キャンパスの学生団体で、石見神楽を通じた地域の方々との交流や石見神楽の技術習得、周知を目的とし活動を行っています。 県外出身のメンバーも多く、ほとんどのメンバーが未経験からのスタートですが、宇野保存会の皆さまにご指導いただきながら、日々練習を重ねています。

 〈今回、舞を担当されたお二人の感想〉

八幡麻呂(神)役  地域づくりコース 2回生 福冨雅也さんより

『今年初めての神楽公演で、観客も大勢のなか緊張しましたが、大きな拍手を最後にいただけてやりがいを感じました。とても楽しかったです』

第六天の悪魔王(鬼)役  経済経営コース 2回生 安井雄太さんより

『久々の本番で緊張しましたが、最後まで舞きれることができて良かったです』

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