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091109に開催された全学説明会での小村カウンセラー配布資料


09/11/09に開催された全学説明会での小村カウンセラー配布資料

学生のみなさんへ

小村臨床心理士事務所 小村俊美

今回のような事件や災害に遭遇(トラウマ体験)するといろいろな心の変化が現れます。人によっては心の状況よりは体の不調に現れることがあります。
次の症状はトラウマ体験したときには誰でも起こる心の動きです。

■■ストレス体験の反応■■
 正常反応⇒急性ストレス反応⇒4W過ぎればPTSD⇒適応障害

■■急性ストレス反応■■
【否認】
体験を認めようとしない防衛機制(しっかりと認めると心がこわれるので、それを防ぐための無意識の心のブレーキ
○体験の否認

  • その体験がなかったとする・大丈夫と強がる
  • 知らないふりをする
  • 話を避ける

○感情的麻痺

  • 体験は記憶しているがその時の恐怖心などの感情を欠落(無感情、無感覚)

○体験の健忘

  • 肝心な部分の記憶の欠落
  • 時間系列など覚えていない。

【侵入】
感情的に繰り返し再体験する。
○フラッシュバック

  • 急に体験を思い出す(乖離性フラッシュバック)
    〜授業中に急に事件のことが頭の中を占領したり、夜間になると車が怖くなるなど
  • 意味のない恐怖感

○反復的な悪夢

  • 冷や汗をかいて目覚める

【過覚醒】
自律神経の興奮(いわゆるハイの状態)
○睡眠障害

  • 早朝覚醒、不眠

○怒りやすくなる

  • 近親者に対して多い。

○集中困難

  • 急に多動性が強まる。落ち着かないでうろうろする。多弁になる。

○過度の警戒心(夜や車を異常に警戒する)
○過度の驚がく反応(物音などに敏感になる)
【その他の反応】
○孤立感

  • 人に判ってもらえない気持ち

○罪悪感

  • 自分が原因で事件が起きたという感情で、あの時自分がこうすればこの事件はなかった。
    自分が一番悪いという気持ち。

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■身体症状

  • 頭痛、腹痛、めまい、過呼吸、食欲不振、不眠

■精神症状

  • 無力感、退行、不信感、はしゃぎ過ぎ、妙に明るい

※症状は個人差が大きい
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■■症状の軽減のために■■

  1. 基本的にはこのような状況は、ほとんど誰にでも起こることなので、
    自分だけが特別ではないということを自覚すること。
  2. 症状の出ている友達には、強くなることを勧めない。今を認める。
  3. 気持ちは誰にでも率直に話してみること。
  4. 男子学生は強がらないこと。
  5. 症状のきつい友人には、相談の窓口まで付き添ってあげること。
    (相談はハードルが高いので、おせっかいしよう)
  6. アパート住まいの学生は、寮生よりも不安が高くなることを意識しておくこと。
  7. 孤立しないように友人同士の「絆」を大切にすること。
  8. 大学の相談体制を信頼し、早めに相談すること

    相談は学生サポート室へ
    相談内容の秘密は守ります。
    (場合によっては相談室から声をかける場合があります)