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091109に開催された全学説明会での学長挨拶

09/11/09に開催された全学説明会での学長挨拶

全学説明会での学長挨拶

すでに皆さんご承知のように、10月26日、夜以降、行方不明となっておりました本学学生の平岡都さんは、私達の切なる願いも空しく、ご遺体で発見されました。元気な姿で戻ってきてくれることだけを願っていましただけに、深い悲しみに打たれています。

本日の「全学説明会」の開会にあたり、亡くなられました平岡さんの御霊に、哀悼の誠を捧げ、ご冥福をお祈りし、黙とうを行いたいと思います。

(黙とう)

皆さんの仲間であった平岡さんは、大学卒業後は海外に雄飛する夢を持ち、その夢の実現に向かって本学を選んで進学し、懸命の努力をしておられました。サークルでも「世界から飢餓を無くそう」という崇高な目的に向かって、誠実で、献身的な活動を続けておられました。そのため、海外留学を目指し、すでに優秀な成績であった英語にさらに磨きをかけるとともに、ロシア語の勉強にも熱心に取り組んでこられました。その前途洋々たる未来ある人生を、突然断ち切られた無念さを思うと、胸が張り裂ける思いがいたします。

また、これまで、慈しみ、育てて来られた最愛のお子様を、このような状況で、全く理不尽にも、突然、奪われてしまったお父さん、お母さんの無念さは如何ばかりかと、お慰めの言葉もございません。

将来の夢に燃え、真面目に勉学に取り組み、いつも一生懸命に生きていた平岡さんに対して、このような所業に及んだ犯人に、抑えがたい憤りを覚えると同時に、犯人が一刻も早く逮捕されることを願っています。

平岡さん行方不明の件がこのような結果となり、大事な学生さんをお預かりしていた大学としまして、誠に遺憾であり、申し訳ない気持ちで一杯です。次代を支える若き才能が集う大学で、このような事件は決して起こってはならないことは言うまでもありません。

ついこの間まで、同じキャンパスで、同じ授業を聞き、サークル活動を共にし、また、学生寮では、起居を共にしていた平岡さんが、想像しがたい状況で、突然命を絶たれた事態に直面し、在学生の皆さんは、等しく大きな衝撃を受け、悲しみに沈んでいることと思います。また、自分の親しい仲間が、極めて理不尽にも若き命を奪われたことに対する強い憤りを感じておられることと思います。さらに、事件が未だ解決していないことは、皆さんの不安と同様をますます高めているに違いないと思っています。

しかし、事件の解決は警察の手に委ねなければなりません。事件の速やかな解決が平岡さんの御霊に捧げる私達の誠であり、また、在学生の皆さんの不安と動揺を鎮める第一歩でもあると考えています。

大学としては、あらゆる手立てを講じて、学生の皆さんの心配や悩み、精神的動揺に応えていく決意でいます。さらに、これから学生の皆さんの安全確保に全力で取り組み、地域の皆さんのご協力もいただき、二度とこのようなことが起きることがないよう万全の措置を講じていく決意でいます。

教職員の皆さんには、まさに、教職協働の精神に基づき、全員が一丸となって、学生諸君の安全確保、教育、生活指導に全力を上げて取り組んでいただきたいと思います。

今日の全学説明会を出発点として、学生、教職員、全ての大学構成員が一致協力し、この危機的状況を乗り越えて行きたいと願っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

平成21年11月9日

島根県立大学学長 本田雄一