事業概要


研究テーマ

 「近代的空間の形成とその影響」

研究テーマの概要

 北東アジア地域において、「近代的空間」すなわち国民国家の形成とそれに伴う国境等が出現する変動過程を、モンゴルの拡張収斂やロシアの東漸等の前近代にまでさかのぼって、歴史的・文化的・思想的観点から分析し、当該地域が持つ特性=アイデンティティの抽出を試みる。

研究目標

 国際日本文化研究センターと連携しながら、空間としての北東アジアを形成した複合的統治システムの形成、清朝・ロシア帝国・大日本帝国という3つの重層パワーの歴史的関係性、そしてこの地域のコンタクト・ゾーンにおける力学や流動性を明らかにする。より具体的には、次の3つの観点、すなわち(1)北東アジア地域を構成する各国の自己や近代に対する「認識」、(2)近代国民国家の形成・成立にともなう「統治理念」の変化、(2)北東アジア地域を特徴づける激しい民族の移動や流入(侵入)をも包含する「交流」、という観点からアプローチを試みるつもりである。 

    第1回国際シンポジウム(2016年11月20日撮影)