文化情報学科の学び

学びのイメージ

本学、短期大学部(2年間)の場合

学びのイメージ
学びのイメージ

(1)文化を見つめる

日本の言語と文化、英米文学

●日本の言語と文化

「卵」と「玉子」はどう違うのか、信号は緑色なのになぜ「青信号」というのか、「面白くなくはない」は面白いと言っているのか、面白くないと言っているのかなど身近にある日本語の問題を取りあげて特徴を考えます。

●英米文学

20世紀の代表的なアメリカ文学作品を読みながら、作家の経歴や、作品が生まれた歴史的、文化的背景を学びます。作品を読んでいくと、解釈に迷う箇所が出てきます。自分はなぜそのように解釈するのかということを大切にしてください。その中で、興味のある作家や作品を見つけ、アメリカ文学に親しみましょう。

(2)情報を発信する

情報と社会

情報技術や情報サービスを活用した情報発信について体験的に学びます。正しい情報を伝えることはもちろん、情報を魅力的に伝えることも情報発信のポイントです。知識・技能の習得に加え、実際に情報を発信する活動を通して情報発信力を高めていきます。

(3)地域に迫る

文化情報誌制作・文化情報表現法

「文化情報誌制作」では、山陰地域の小さな文化を探し、取材して、小冊子『ひだまりのおと』の制作を行います。毎年テーマを決めることから始め、学生それぞれがテーマに沿った企画を練ります。企画が通れば、取材対象にアポイントを取り、取材をして記事を書き、自ら撮った写真とともにレイアウトをします。レイアウト作業では、「文化情報表現法」で培ったDTPのスキルを駆使します。冊子づくりをとおして、地域で活動されているさまざまな人と出会い、地域の文化に携わる方の思いを感じる授業です。

(4)海外に出てみる

海外文化情報研修

この科目はアメリカのセントラルワシントン大学 (CWU)で行う海外語学研修です。本学とCWUとは25年以上の交流があります。
春学期に準備を行い、夏休みの3週間を使って現地で研修を行います。研修中の生活の拠点はCWUの寮となります。午前中は英語や文化について学び、午後はCWUの学生との交流があります。また、家庭訪問やボランティア活動も行います。
アメリカの日常に触れるこの研修にはさまざまな刺激があります。アメリカや世界の文化について学びたいと思う人、日本のことについて知らないことが多いことに気づく人、僅か3週間の研修ですが、受講生は逞しくなって帰ってきます。

(5)司書になる

しまね図書館学

図書館司書に関する科目です。
この科目では図書館が直面する課題を解決するために、新しい地域サービスを考案し、実際に地域の図書館に提案、実行していきます。プロジェクトの実行を通じて、地域における図書館サービスの意義について理解を深めます。